【子ども・大人向け】とにかくおもしろい絵本が読みたい!
子どもにも大人にも、面白いと思う絵本はないかな。と絵本を探す時には、いつもそう考えています。子どものために読み聞かせをする絵本でも、どうせなら、大人が読んでおもしろい絵本を選びたいですよね。
100%ORANGEさんの絵本がおもしろい

おもしろい絵本といっても、個人差がありますよね。今回ご紹介する絵本は、単純にぼくの好きな絵本になってしまいますが、本当におすすめです。ぼくは絵本好きで、息子が産まれる前から、集めていたのですが、そのうちの100%ORENGEさん作の絵本、3冊をご紹介します。
- 『ねこのセーター』
- 『おふろのおふろうくん』
- 『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』
絵本『ねこのセーター』がおもしろい
『ねこのセーター』
及川賢治・竹内繭子 (著) 出版社:文溪堂:復刊版 (2016/3/24)
とてもゆるい絵本です。[何の役にも立たない絵本]だと、作者の及川さんが雑誌のインタビューでおっしゃっていましたね。でも心温まるとてもいい絵本だと思います。ぼくは今、数十冊ほど絵本を所有していますが、一番好きな絵本はこの「ねこのセーター」です。ちなみにサイン入りです。

なんと!ご本人に直接サインを書いてもらっちゃいました。
以下、なるべく絵本の内容をなぞらずにおすすめしたいと思います。
鉛筆とコピック
まずはイラストレーションについてですが、もう”素敵”の一言です。絶妙に崩した絵で、子どもが描いたようなネコのキャラクターが愛らしいです。画材は鉛筆とコピックとのこと。ご本人に確認したので間違いありません。滲み具合とか、アートですよね。

それで、ぼくはコピックを買い始めました。
ネコの日常
本文の内容は、ネコの日常が描かれています。ネコは仕事をしているのですが、世の中にはいろいろな仕事ががあるんだな。と改めて思わせてくれる仕事内容です。こんな仕事があったらやってみたいと思います。なんかいいな。お給料はいくらもらえるんだろ。と考えながら読んでしまいました。決して“良い子”ではないネコですが、憎めないし、読む度に好きになっていく。そんなストーリーです。
子どもの反応
作品の中で、どんぐりが登場して歌を歌うのですが、Eテレで片桐はいりさんが、この絵本の語りをやっていて、その時のメロディーで、どんぐりの歌を子どもには歌って、読み聞かせをしています。それについては、そこまでのリアクションはないですが、どんぐりを指さして、「んー!」と嬉しそうに笑っています。うちの子は動物が好きで、例にもれず、ネコも大好きです。なので、この絵本を読もうとすると、ウキウキしてベッドにゴロンとします。本文の長さもちょうどいいのかもしれませんね。
絵本『おふろのおふろうくん』がおもしろい
『おふろのおふろうくん』
及川賢治・竹内繭子 (著) 出版社 : 学研プラス (2007/11/1)
こちらの絵本は、残念ながら現在販売しておりません。ぼくも本屋さんでは買えず、人に譲ってもらい、今我が家の本棚にスタンバイしています。
ーおふろうくんは、おふろが大好きな男の子。さあ、今日もゆげがもくもく、おふろがわきましたよ。あれれ、おふろうくんはどこにいるのかな?どうやらおふろうくん、まっさきにおふろに行っちゃったみたいです。だって、おふろの中には楽しいことがいっぱいなんですもの!大人気イラストレーター100%ORANGEがおくるおふろが100倍楽しくなる一冊。ー(BOOKデータベースより)
配色がちゃんと入浴剤
入浴剤入りのお風呂で繰り広げられる壮大な妄想ファンタジーです。

言い切ったね・・
色使いがとてもいいな。と思ったのが最初の感想です。黄緑と青と赤みがかった肌色と黒。ミッフィーの配色を【ブルーナカラー】と呼ぶなら、こちらは【おふろうくんカラー】と呼んで、お風呂の絵本に使っていけばいいのに、と思うほど、暖かくておしゃれな配色だと思います。
おとうさん登場
作品の中におとうさんが出てくるので、勝手にぼくと息子のお話だと思って読んでます。おふろうくんを息子の名前に変えて読んだり。だから読み聞かせは、是非お父さんにしてもらいたいですね。息子の反応はとてもよく、おとうさんが登場すると、ぼくと絵本のおとうさんを交互に指さして、「んー!んー!」と喜んでいます。
絵本『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』がおもしろい
『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』
及川賢治・竹内繭子 (著) 出版社 : 岩崎書店 (2007/4/1)
日本絵本賞大賞(第13回)を受賞された絵本です。絶対にありえない内容ですけど、とてもおもしろい。ナンセンス絵本。
フィッシュがしゃべるのです
最初から最後まで「えーなんで?」という内容ですけど、なぜかその世界観に入っていける、不思議な絵本です。魚のセリフがよい。何度読んでもそこで笑ってしまいます。牛乳をこぼすことが前提の、船や魚や花の設定。この世界じゃないと絶対出てこないそれらは、普段どこにいるのだろう。と考えてしまいました。(子どもはそんなこと思わないのかな)
息子はパンが好き
パキっとした色使いで、子どもも好きな絵なんじゃないかな。っと思っています。うちの子は、よしおくんのパンがお気に入りのようです。チョコレートもパンも好きだから、気になるのかな。読み聞かせをすると、最初の方にちょこっと出てくる、小さいチョコレートパンの絵に興奮してます。ぼくは後半に出てくるこのパンは、何味になっているのだろう。と気になっています。
この世界はどうなるの
牛乳をこぼしてしまった、よしおくんのこの世界は、このあとどうなったのだろう。まだ続くんじゃないかって終わり方は、ぼくの好きな絵本のラストです。よしおくんが「おわりです」って言ってるので、続かないんですけどね。
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