オリジナル絵本を贈る(結婚編)~プレゼントのすすめ~
絵本を作ったなら、ぜひ誰かに読んでもらいましょう。絵本は人に読んでもらって育つんですよ(知らんけど)。そして、大切な人にプレゼントする絵本を作ってみましょう。誕生日や記念日に、オリジナルの絵本を贈ったら、喜んでくれると思いますよ。ぼくは結婚式当日、式が終わったタイミングで妻にオリジナル絵本をサプライズでプレゼントしました。
絵本『ちず』 作:かとう のぶゆき

結婚式の準備は大忙し
結婚式って規模や内容にもよると思いますが、やることたくさんあって大変ですよね。スケジュール的にも余裕がなくなってしまったり。うちもいろいろと作るものがあって、式の直前には深夜まで準備していた記憶があります。そんな中作っていた絵本なので、クオリティーがなかなか…なのですが(良くない意味で)、それでも大変喜んでもらえました。
絵本『ちず』制作スケジュール
では、どんなスケジュールで作成したか振り返ってみます。
~結婚式まで4ヶ月~
・結婚する

え!?そこから!?
~結婚式まで3ヶ月~
・式場を決める(3ヶ月で結婚式の準備はかなりキツイスケジュール…)
~結婚式まで2ヶ月~
・式のテーマを決め、打ち合わせを重ねながら、衣装や招待状等の制作物を作り始める
~結婚式まで1ヶ月~
・オリジナルの制作物を作成開始(箸置き・ウェルカムボード等を自作しました)
・式のスケジュール・制作物など全然固まらない中、絵本を作ろうと思い立つ
~結婚式まで3週間~
・絵本のストーリーを考える(ぼーっとしているように見えていたと思う)
~結婚式まで2週間~
・なんとなくストーリーを固めて、イラストを描き始める(もちろん妻にばれないように隠れて…かなりキツイ)
~結婚式まで1週間~
・ストーリーを修正しつつ、職場の協力を得ながら(仕事はさぼっていませんが、状況はお察しください)イラストを完成させる
~結婚式まで3日~
・Photoshopでイラストを加工&文字入れ
~結婚式まで2日~
・印刷(スピーチ原稿を印刷しているフリをして。実はこの時点でまだスピーチの原稿はできていない)
~結婚式前日~
・スピーチ原稿を書きながら、製本(製本は、時間がないのと、刷毛でノリ付けしてたら確実にばれると思ったので、厚紙等を使用しない簡易製本)
~結婚式当日~
・サプライズ!

絵本『ちず』のストーリー
そんな感じで、構成から製本まで正味3週間でできてしまったので、これはかなりの自信になりました。制作スピードの遅いぼくでも、その気になれば、1ヶ月足らずで1冊作ることができたのです。肝心の内容ですが、この絵本は妻へのプレゼントなので、ここでは詳細を割愛させていただきますが、要するに誓いの言葉ですね。もし読みたい方がいらっしゃいましたらご連絡ください。方法を考えます。
絵本『ちず』の構成
特に起承転結など意識せずに、短い言葉と簡単なイラストで作りました。子供向けではないので、理解できる・できないを考えることなく、時系列なんかも無視です。色々と制約を取っ払ったら、うまいこと纏まりました。

自画自賛!
まずは書いてみて、あとから制約を当てはめていくという方法も、ありなのかと思いました。
絵本『ちず』のイラスト
画材は鉛筆とコピックです。紙ははがきサイズのアラベール紙を使用しました。ぼくの作画方法ですが、小さめの紙に小さめの絵を描き、PCに取り込み、Photoshopで加工・修正し完成させます。この方法が良いか悪いかはわかりません。一枚絵を描くのが苦手ということもありますが、もっぱらこの方法で作成しています。
絵本の絵はあまり調べない
絵本『ちず』に登場するのは2匹のネズミです。描き始める時、ネズミってどんな感じだっけ?と、思うのですが、ぼくはすぐには調べずに、とりあえず描いてみます。こんな感じだなと、描いてみたところでちらっと検索してみます。すると、全然違うのですね。でも、それがいいと思っています。もちろんそのままでは全くネズミに見えないな、と思ったら写真等を参考にするのですが、今回は最初に描いたネズミで進めました。これは作品によりますが、できればあまり調べずに、頭の中のイメージを描きたいと思っています。画力もないのに生意気ですが。。
諦めが肝心
絵本を完成させても、できた作品を見てこれでいいのかな。と必ず思います。描き直そうと思ったら、際限なく描き直せてしまうので、ここまでと期限があると諦めがつきますね。今回の場合は結婚式に渡す絵本でしたので、当日までにできたところまでと決めていました。クオリティーは低いかもしれませんが、絵本は完成させないと読んでもらえませんので、プレゼントするに限らず、作り始めたら完成の期限を設けるのがよいかもしれません。絵本は人に読んでもらって育つんすよ(知らんけど)。
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